★妊婦整体・産後整体について★

ー 妊娠中に整体を受けるメリット 

〈妊娠中の腰痛に〉

・妊娠中は、子宮が大きくなることにより腰椎が圧迫され腰が痛なりますが、あまり痛いのを我慢していると血液中にストレスホルモンが分泌されてしまいます。その血液は赤ちゃんにも流れているので、痛いのを我慢し過ぎるのも赤ちゃんの発育には良くありまん。

 整体によりその痛みを緩和することが可能です。

 

 

〈骨盤のゆがみに〉

・骨盤は赤ちゃんのお部屋。それが歪んでいると羊膜がキレイに丸く膨らみません。

 腰痛の温床にもなります。赤ちゃんの健全な発育の為にも骨盤が真っ直ぐな状態に!

〈安産のために〉

・骨盤が歪んでいると出産時、微弱陣痛になりやすい事が医学的にも知られています。

 その他にも骨盤が歪んでいると赤ちゃんの通り道である骨産道が広がらず、赤ちゃんが出てきにくくなりす。

ー妊婦整体・産後整体(骨盤締め)の注意事項ー

●妊娠初期の5ヶ月未満は整体を受けられません。

 妊娠初期(3ヶ月以内)は子宮内膜への着床が不安定ですので、それを安定させる(流産し難くする)ため、この時期だけ特殊なホルモンが分泌されています。この期間は、整体を始めとするマッサージ系はホルモンバランスに変化を与える可能性があるため、受けるのを控えていただいた方が良いです。

 またこのホルモンの出ている期間には個人差がありますので、安全の為、安定期と言われる5ヶ月目からの施術が望ましいと思われます。 

●妊婦さんの施術は「30分コース」のみです。

 妊婦さんの施術は横向きと仰向けでの30分コースとなります。
 筋肉をほぐすことにより筋肉中の老廃物が血液中に絞り出され楽になるのですが、その老廃物は血管通って肝臓・腎臓と経由し最終的には尿酸窒素として体外に排出されます。

 その過程で当然、赤ちゃんにもその血液は届きます。赤ちゃんの細胞は劇的に毎日増殖している最中ですから、そこへ老廃物の濃い血液が流れるのは良いはずがありません。

 それで血液中の老廃物が出過ぎないよう30分と時間を限定して施術させて頂いております。

●産後、骨盤を締めた方が良い理由

 日本人は骨盤の遺伝的な形状から産後、骨盤が元の大きさに戻らず、広いままになってしまう人が2/3いると言われています。海外では国の保険で産後の骨盤をカイロプラクティック(整体)で締めることを保障してくれるところもありますが、日本では放置状態が普通となっていました。(産婦人科で骨盤ベルトを指導されることはあります)
 広くなった骨盤は下半身を太くし、腰痛等の原因にもなりますから産後は骨盤を締めた方が良いのです。  
 しかし産後3ヶ月は行わない方が良いでしょう。

 その理由は下記の「産後3ヶ月は骨盤を締められない理由」をご覧下さい。 

●産後3ヶ月は骨盤を締められない理由
 出産直後から大きくなっていた子宮は収縮をはじめ、3ヶ月かけて本来のこぶし程度の大きさへと戻ります。それに伴い、圧迫されていた内臓も本来の位置へと移動し、骨盤も閉まっていきます。

 産後3ヶ月は内臓の位置は安定しておらず、この時期に強制的に骨盤を締めるなど外部から圧力をかけてしまうと内臓などが正しい位置に戻れなくなってしまう危険性が出てしまいます。

 また、この間は子宮や卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されません。

 それにより骨密度も低い状態になってしまっていることが多く見られます。

 以上の複数の理由により、産後3ヶ月は骨盤締めの施術を受けることは出来ません。
 4ヶ月目~6ヶ月までが骨盤を締める最高のタイミングと言われています。
(産後6ヶ月までは骨盤が動けるよう靭帯を緩めるホルモンが出ている為)

 この期間を過ぎていても産後1年未満であれば骨盤は閉まりやすいのでご安心ください。